果物をサラダに入れる場合に、マヨネーズやドレッシングでしっかりあえる方法もありますが、果物の素材を生かしてシンプルにサラダの上から天然塩やオリーブオイル、黒胡椒などをかける方がみずみずしく果物の素材が生きてきます。また、ドレッシングを作る手間もいらず簡単なので重宝しますね。今回はいくつかの簡単フルーツサラダを紹介します。
柿はサラダや酢の物にも合う
秋から冬にかけてのフルーツの柿は生でも渋柿を干した干し柿も実は野菜との相性がいい果物です。生柿にはビタミンC、βカロチン、食物繊維、タンニン、カリウムが含まれてます。
渋柿を干した干し柿には食物繊維は100gあたり14g含まれており生柿の1.6gよりかなり多い反面、干し柿1個30gだけでカロリーが82.8キロカロリーと多めです。(生柿1個100gが120キロカロリーに対し干し柿100gあたり276キロカロリー)また干した時点でビタミンCはかなり失われててしまいます。
干し柿を使用するときはたっぷりの野菜に少量のアクセントとして使う方法がいいですね。
大根、ゆず、柿、生ハムを使った2種類のサラダを作ってみましょう。
材料(2人分)
大根 1/4カット(スライサーにかける)
ゆず 1個
(皮も使うので無農薬か農薬を除去するために重曹水で漬け洗いする)
柿 1個
生ハム 8枚
①ボールにスライサーにかけた大根を入れる
②ゆずの皮を剥き細かく刻む。実は汁をしぼり大根とあえる
③柿を半分をスライスして、ゆずの皮と一緒に大根に混ぜて塩胡椒する
④柿ののこり半分は8等分にカットする
⑤大根サラダと柿を生ハムでくるむ
⑥残りは大根サラダとして食べる
お正月のなますの代わりに、ゆずの皮、干し柿、ゆずの絞り汁で大根の酢のものを作ってもいいですね。
熟してしまった柿はペーストにして、マッシュポテトにかけて食べてもおいしいですよ。柿のペーストは塩胡椒してもおいしく食べられます。
イチジクや洋ナシのサラダ
イチジクも洋ナシも生で食べられる時期が短いので、サラダにしておいしく食べてみましょう。
イチジクはカットして細かく刻んだキュウリやベビーリーフとあわせるとおいしく食べられます。また、乾燥させたイチジクなら時期を問わず使えるのでクルミなどとあわせてサラダの上にかけて食べるのもいいですよ。
洋ナシは水分も豊富でねっとりとしたまろやかさもありサラダにするのも美味しい果物です。水菜やブルーベリーとの相性もいいですよ。
キウイのサラダ
キウイは輪切りにすると断面がキレイなのでよくサラダに使いますが、今回は黄色いゴールデンキウイではなく緑色のキウイを使用。一緒に食べる大根は赤い大根にしてみました。
赤い大根には、ラディッシュの様に皮だけ赤く中身は白いタイプもありますが、今回は中身も赤い、紅くるりを使ってみました。
スライサーで薄切りした紅くるりと、生で食べられるほうれん草にマッシュルームをトッピング。彩りもよくなりました。
フルーツと相性のいい野菜を選ぼう
フルーツの素材を生かしておいしく食べられる野菜は、根菜なら、紅くるりなど生食に適した大根やカブ。またベビーリーフや水菜などが相性がいいと思います。
トッピングは生のマッシュルームもいいですがバターとニンニクで炒めたマッシュルームも味のアクセントになります。またピスタチオやクルミなどナッツ類や干しぶどうや干しイチジクなどもおいしいですね。
コッテリした料理や肉料理にあわせるのにフルーツサラダは簡単で便利です。冬場など果物が限られてくる季節も工夫しておいしく食べてくださいね。みかんを剥くのは面倒でしたが、みかんとベビーリーフ、トッピングにピスタチオとクルミのサラダです。天然塩と黒胡椒、オリーブオイルで仕上げました。