もうすぐお正月。「たくさんの子に恵まれますように」「我が家が代々栄えますように」という意味でおせち料理に入っているカズノコ。普段はあまり食べない方も多いと思いますが、実はカズノコは美容と健康に役立つ栄養機能がたくさん！簡単レシピもご紹介しますので、ぜひ普段の食事でカズノコを楽しんでみて下さいね。
実はスゴイ！カズノコの栄養機能
ニシンの卵であるカズノコ。魚卵だからプリンタ体が多いのでは？コレステロールが多いのでは？と思っていませんか？それは、完全な思い込み！カズノコの素晴らしい栄養機能をご紹介します。
カズノコDHAは体に吸収されやすい！血液サラサラに！
血液をサラサラにする効果のあるEPA、そして脂肪の燃焼を促し、血管や脳、神経系の健康改善効果が期待できるDHA。
カズノコのEPA・DHAは水溶性のリン脂質に含まれるため、腸で吸収されやすく、強い機能が期待されます。
カズノコはプリン体が極めて少ない！
プリン体が多いイメージのあるカズノコ。でも実際にはプリン体が極めて少ないのです。公益財団法人痛風・尿酸財団発行の『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン』で極めて少ないに分類されています。
カズノコはコレステロールが少ない！改善効果まで！
カズノコの脂質は72％がリン脂質、18％が中性脂肪、コレステロールはわずか9％なのです。さらに、カズノコのEPA・DHAがコレステロール値を改善してくれると考えられます。
カズノコはリン脂質が多い！脂肪肝や高血圧改善にも！
カズノコ脂質の72％がリン脂質で、そのうち65％はホスファチジルコリン（レシチン）です。レシチンには細胞膜の健康を保ったり、脂肪肝を改善したり、高血圧や動脈硬化を改善する効果が期待されます。また、記憶に関係する神経伝達物質アセチルコリンの材料になります。
カズノコはタンパク質が豊富！筋肉づくりに！
カズノコの水分を除く栄養成分の75％がタンパク質。ロイシン、バリン、イソロイシン、リジン、トレオニン、トリプトファンなどが含まれていて、筋肉の合成に役立つと考えられます。
カズノコタンパク質とカズノコ脂質の相乗作用！ダイエットに！
EPA・DHAには肥満を抑える作用があります。さらに、タンパク質と合わせて摂取すると脂肪肝を改善する効果が期待できます。ネズミを使った実験では、カズノコタンパク質とカズノコ油を一緒に食べさせたところ、コレステロールや中性脂肪値が改善したそうです。
カズノコには豊富な抗酸化成分が！老化防止に！
カズノコには抗酸化成分が豊富に含まれています。
ルテイン・・・黄色で強力な抗酸化作用を持つ。紫外線やブルーライトから目を守る。
ビタミンE・・・若返りビタミンと呼ばれるビタミンEが豊富。細胞の酸化を防ぐので老化防止に効果がある。
CoQ10・・・抗酸化作用があり、体内のサビ取りに。ビタミンEの働きを高める作用も。
その他にも、カズノコにはマグネシウムや亜鉛など様々な栄養成分があります。
簡単カズノコレシピ
美容と健康に様々な効果が期待できるカズノコ。毎日の食事に取り入れやすい、簡単カズノコレシピをご紹介します。
カズノコカナッペ
1.クラッカーにカッテージチーズやクリームチーズを乗せる
2.カズノコ、アボカド、パプリカ、ブロッコリースプラウトを乗せる
3.ブラックペッパーをかける
カズノコの塩昆布和え
1.塩昆布、カズノコ、きゅうりを器に入れる
2.ごま油を入れて混ぜ合わせる
カズノコのカラフルライスカップ
1.ごはんにカズノコ、枝豆、パプリカを混ぜ合わせる
2.カップに入れてブロッコリースプラウトを乗せる
カズノコ手巻き寿司
1.酢飯を海苔に乗せる
2.カズノコ、きゅうり、パプリカを乗せて巻く
カズノコを楽しもう！
今回ご紹介したカズノコレシピは、どれもとっても簡単に作れます。ポイントはカラフルにすること。食材をカラフルにすることで、栄養バランスが整います。
カズノコが黄色なので、緑や赤の食材と合わせると良いですね。
普段の食事はもちろん、パーティーのメニューにも、カズノコを取り入れて楽しんでみて下さいね。
