2022年3月14日、「2022年 キリンビール ビール事業戦略発表会」に出席させていただきました。登壇した堀口社長は、2026年の酒税改正に向けての中期経営計画初年度である今年をキリンビールの「第二創業期」にすると宣言。こちらでは、キリンビールの中期経営計画の概要や施策など、発表会の内容についてレポートします。
ビールが、もう一度始まる!2022年はビールの魅力化に本気で取り組む第二創業期に
一番搾りなど、人気のビールを多数展開しているキリンビール。2026年の酒税改正を迎えるにあたり、中期経営計画初年度の2022年を「ビールが、もう一度始まる年」である第二創業期にすると発表しました。
ビール事業戦略発表会に登壇したキリンビールの堀口英樹社長は「市場環境の変化に対応し、ビール類がこれからもお客様より愛されるためにビール類市場の魅力化・市場の活性化に取り組んでいきます」とコメント。
ビールの未来に向けた大きな転換期を迎えているとして、2022年をキリンビールの第二創業期にするとの決意を発表しました。
さらに、「ビールが、もう一度始まる」をキリンのテーマとし、ビールの魅力化に本気で取り組んでビール類市場全体の活性化に向けて頑張るとコメントしました。
事業戦略は強固なブランド体系の構築や新たな成長エンジンの育成
ビールの魅力化や市場の活性化のために、本流ビール「一番搾り」のおいしさと、新しいビール「SPRING VALLEY 豊潤<496>」のおいしさを2つの柱にすると発表。
この2つのビールの価値が、ビール市場がお客様からこれからも愛されるための鍵となるとしています。
クラフトビール市場拡大に向けて大規模投資や生産体制強化を行う
ビールの魅力化に向けた取り組みとして、「大規模投資」や、「クラフトビールの生産体制の強化」を実施。
PET列増強の本格稼働、クラフトビール製造拠点の追加などを行うとしました。
さらに、「一番搾り」と「SPRING VALLEY 豊潤<496>」の1,000万人の良質な飲用体験の創出など、具体的な内容が発表されました。
ビールの本流は「一番搾り」ブランド
キリンのフラッグシップブランドである「一番搾り」「一番搾り糖質ゼロ」については、ブランドの本質的な価値となる「味わいあるおいしさ」をさらに追及。本流のビールとして、さらに磨きをかけていくことを宣言しました。一番搾りブランドで、ビール市場の活性化を図ります。
一番搾りは、1990年の誕生から2021年までの間に味覚テストを15万回以上、通算6回のリニューアルを行い、ユーザーが求める嗜好の変化にマッチ。時代はキレから、味わいのあるおいしさに変わってきたとしました。
2021年のリニューアルでは、よりうまさを感じ、より雑味がない味を実現しています。
成長エンジンであるSPRING VALLEY 豊潤<496>をリニューアル
第二創業期の成長エンジンとして重要な役割を果たすブランド「スプリングバレー」をリニューアル。これまで以上に、豊潤で雑味のない、きれいな後味を実現しています。
「ビールが、もう一度始まる」をテーマにし、ブランドアンバサダーには、吉永小百合さんを起用。ビールって、こんなにおいしいものなんだという感動を届けるとしています。
新「SPRING VALLEY 豊潤<496>」には、希少な日本産のホップであるIBUKIをはじめとした5種類を採用し、バランスのとれた豊潤な味と香りを実現。
さらに、仕込み工程の一部を変更し、飲み飽きない味わいも実現しています。
最後に
キリンビールはビール事業戦略発表会において、2022年を第二創業期とし、ビール類の魅力化や市場の活性化に本気で取り組むと発表しています。おいしさを追及して磨きをかけられてきた本流ビールも、感動のビール体験を楽しむことができる新しい味わいのビールも、どちらも魅力ですよね。おうち時間に、ぜひじっくりと味わってみてください。