年々飛散時期が早まり、量も増えている花粉。
厳しい寒さがやわらぎ、春の過ごしやすさを感じる時期ですが、花粉症持ちの方にとってはつらい季節でもありますよね。
今回は、カラダの内側から花粉症の予防、ツラい症状をケアする栄養・食べ物を解説。
毎日のおうちゴハンに取り入れながら、食べて美味しい花粉症対策を始めていきましょう。
ヒスタミン抑制・分解を助ける「ビタミンC」
野菜やフルーツ全般、緑茶に多く含まれてるビタミンCは、花粉によるアレルギー症状の原因、ヒスタミンを抑制・分解する作用があります。
また、健康的な肌づくりに役立つコラーゲンを生成することで、花粉による肌荒れや乾燥対策にも役立ちますよ。
ビタミンCはストレスや紫外線の影響を受けて体内から不足・減少してしまうため、花粉症対策にこまめな摂取がポイントですよ。
免疫を担う腸の働きを整える「食物繊維」
根菜や海藻、フルーツ、きのこ類、野菜と身近な食材に多く含まれている食物繊維は、免疫を担う腸の働きを整える栄養成分です。
免疫力は花粉症への態勢や抵抗を強める役割を持ち、腸に70%ほどが集中しています。
食物繊維は腸の好物と呼ばれる栄養素で、環境を整える善玉菌のエサとなることから、花粉症対策に欠かせない栄養成分となっています。
花粉による肌ダメージを修復する「ビタミンA」
カボチャやにんじんなどの緑黄色野菜に多く含まれるビタミンAは、皮膚や粘膜の健康を守る栄養成分で、花粉による肌ダメージの緩和・予防に役立ちます。
また、花粉によってダメージを受けた肌を修復・再生するターンオーバーの正常に働きかける作用も。
ビタミンAはさらに、花粉症になりにくい体質づくりに役立つ、免疫力や抵抗力を高める働きも備わっています。
免疫力アップや抗炎症作用がある「ビタミンD」
卵や魚類全般、きのこ類に含有が豊富なビタミンDは、花粉症予防の基本となる免疫力アップや、炎症を抑える働きがあります。
花粉症になると、アレルギー物質のヒスタミンの影響で血管が過度に拡張し、炎症が起こりやすくなります。
ビタミンDは花粉症による炎症性細胞の増殖をブロックしながら、免疫力をキープする、重要な栄養成分となっています。
おわりに
春になるとつらい花粉症でも、身近な食べ物には対策に役立つ栄養がたくさん含まれています。
今日からのおうちゴハンに、花粉症に役立つ食べ物をたっぷりと取り入れて、内側からの症状改善・予防にアプローチしていきましょう。