台風や地震など災害が多い日本。家の中に防災グッズを常備している方がほとんどではないでしょうか。
けれども、置き場所や収納方法に悩んで、ストレスを感じてはいませんか?
いざという時のために防災グッズの置き場所や収納方法を見直して、おうちを安全な空間にしていきましょう!
防災グッズを1か所に置くのはNG?実は分散して置くのが良いって知ってた?

あなたは防災グッズをどこに置いていますか?
ひとまとめにして同じ場所に置いている方もいれば、スペースの関係で分散して置いている方もいるかもしれませんね。
実は防災グッズは分散して置く方がふさわしいと言われています。
防災グッズを分散して置くことが推奨される理由は、次の通りです。
- 地震で部屋の扉が開かず、その部屋に備蓄がない場合
- 浸水で1階に置いていた防災用の備蓄が濡れて使い物にならない場合
- 窓ガラスや食器が散乱し、道がふさがれて防災グッズにアクセスできない場合
せっかく防災グッズを用意していても、いざという時に使えなければ意味がありません。
このように分散して防災グッズを置くことで、リスクを分散することができます。
防災グッズの置き場所はどこにする?それぞれの部屋の役割を理解しよう!

分散して防災グッズを置いた方が良いのはわかったものの、どこに何を置いたら良いのか迷う方もいるかもしれませんね。
各部屋の役割を理解して、防災グッズを配置するのがポイントです。
玄関

家の中と外をつなぐ玄関。
災害が発生して避難を要する場合、玄関に緊急避難用の防災グッズを置いておくと、慌てることがありません。
また、避難中に周囲の危険に対応する必要があるため、ヘルメットや懐中電灯、軍手なども玄関に置いておくとスムーズに使えるでしょう。
リビング

リビングには、家族全員が利用する防災グッズを置くと良いでしょう。
例えば、家族全員分の食料や水、救急箱などを備えておくと便利です。
寝室・子ども部屋

就寝中や家族がそれぞれの部屋で過ごしている時に、災害が発生する可能性もありますよね。
部屋に閉じ込められた時のことを考えて、水と食料も各部屋に揃えておきましょう。
また、夜に地震が発生した場合は電気が使えず暗く、棚に入れてあるものが散乱する可能性があるため、家の中を移動するのが難しくなります。
枕元に懐中電灯とスリッパも置いておくと安心ですね。
キッチン

ローリングストックという言葉をご存知でしょうか。
日常でも災害時でも使えるような加工食品などを買い置きしておいて、賞味期限の短いものから食べて、減った分だけ買い足すというサイクルを続けることです。
普段から使う食品ですので、他の部屋に置いてあると面倒に感じるかもしれません。
面倒になってしまうと、ローリングストックの効果が薄れてしまいます。
そのため、ローリングストックする食材はキッチンに置いておくのがふさわしいです。
収納スペースが少ない場合は収納スツールやスーツケースを利用しよう!

防災グッズの置き場所は分散した方が良いことはわかったものの、そもそもおうちに収納スペースがないという方もいることでしょう。
収納スツールやスーツケースを使うことで、おうちに収納スペースがないという悩みを解消できますよ。
収納スツールにしまう
収納スツールは、小物を収納できるだけでなく、座ることもできる便利なアイテムです。
防災グッズを置きたいけれど収納場所がないという方は、リビングなどに収納スツールを置いてませんか。
収納スツールに防災グッズを収納する際には、頻繁に取り出す必要があるものを優先して収納すると良いでしょう。

また、このようにかわいらしいデザインのものであれば、子ども部屋用にもピッタリ。
様々なデザインがありますので、お部屋になじむものを選ぶのがポイントです。
楽天市場で詳細を見る使わないスーツケースにしまう
避難生活が長期化する際の持ち運びに便利なのがスーツケース。
使わない大きなスーツケースがクローゼットに眠っていませんか?
スーツケースは、クローゼット内で積み重ねて収納できるため、省スペースで保管しやすいのが魅力。
またスーツケースにはキャスターがついているので、多少重いものが入っていても移動しやすいのは想像がつきますよね。
布製よりもハードケースだと丈夫なので安心ですよ。
防災グッズの収納アイデア!工夫次第でコンパクトに収納可能!

小さなものでも意外と場所を取る防災グッズ。
ちょっとしたスペースを最大限に活かす工夫をご紹介します。
つぶせるものはつぶして収納

災害時にあると便利な粘着テープやトイレットペーパーは、芯を抜いたり、芯なしのものを選んだりすれば、少しつぶせるので収納スペースが少ない場合にピッタリです。
楽天市場で詳細を見る外箱は不要ならば捨てて収納
例えば非常食にピッタリなレトルトパウチは外箱がついているものもありますよね。
外箱は丈夫である反面、場合によってはかさばる原因になることも。
外箱が不要な場合は、外箱から出して収納すると良いでしょう。
外箱から出したパウチの商品名や賞味期限の記載がわかりにくい場合は、マジックで書き込めばわかりやすいですね。
圧縮袋に入れて収納する
トイレットペーパーや生理用品、衣類などは、スペースを取る上に水害で濡れると使い物にならなくなる可能性も。
圧縮袋に入れることでコンパクトに収納でき、また水濡れから守ることもできます。
まとめ

今回は防災グッズの置き場所や収納方法についてご紹介しました。
防災グッズはリスク分散のために、1か所にまとめて置くのではなく、家の様々なスペースに置くようにしましょう。
おうちに十分な収納スペースがないという方は、収納スツールやスーツケースを利用するのがおすすめです。
また、防災グッズを収納する際には、つぶしたり外箱を捨てたりして、スペースを効率的に使いましょう。
圧縮袋を使えば、よりコンパクトに収納できるだけでなく、水濡れからも守れますよ。
防災グッズの置き場所や収納を見直し、避難生活をより安心して過ごせるように整えましょう。