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シーン別!ぴったり合う香りを知って自分を高めよう!

人間には五感と呼ばれる5つの感覚があります。「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」の5つです。この中で「嗅覚」は人間の五感の中で唯一、直接【大脳辺縁系に働きかける】ことができるのです。

【大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)】というのは人間の本能や感情を支配している部分で、その中に海馬(かいば)と呼ばれる記憶を司る部位があります。

鼻から入った香りの情報はダイレクトに海馬へ届くため香りの記憶はいつまでも残りやすいのです。どこかに旅行やお出かけした際の海や山の匂いや、家族や大切な人の安心する香りなど皆さんの記憶の中にも「香りの記憶」はありませんか?

今回はそんな香りについて自分を高めていく香りをご紹介します。

香りの7つの分類を知ろう

香りと一言で言っても香りには種類があります。植物やスパイスなど様々な種類を知っておきましょう。分類を理解しておくことで今自分に必要な香りを知った際にアロマオイルやエッセンシャルオイル、芳香剤などを探すときに見つけやすくなります。

フローラル系

嗅いだ瞬間に花の匂いと感じるような甘くふんわりとした香りです。1種類の花で作られたもの(シングルフローラル)もあれば複数の花の種類や他の香りの系統を混ぜて作られた香り(フローラルブーケ)もあります。

例…ローズ/ジャスミン/ミュゲ(三大フローラル)ラベンダー/ゼラニウムなど

柑橘系

オレンジやグレープフルーツなどの柑橘系のさわやかな香りです。ほかの系統と混ぜ合わせることも多く香りのアクセントとして汎用性の高い香りです。   例…オレンジ/レモン/グレープフルーツ/ベルガモットなど

エキゾチック(オリエンタル)系

東洋の神秘的でエキゾチックなイメージの重厚な甘さがある香りです。アジアン系雑貨などでお香やアロマオイルなどで多く使用されています。
例…イランイラン/サンダルウッド/マヌカ/パチュリ

スパイス系

アジアやインドの料理をイメージさせるような刺激的な香辛料のスパイシーな香りです。
例…シナモン/クローブ/コリアンダー/ブラックペッパー

ハーブ系

ハーブから抽出された爽やかな香りです。古くから薬草として利用されることもあります。
例…ユーカリ/バジル/ローズマリー/セージ/タイム/フェンネル

樹木系

森林の中にいるような樹木をイメージさせる香りです。
例…ティーツリー/サイプレス/ローズウッド/シダーウッド/ヒノキ

樹脂系

木の樹脂から採取する香料で強い甘めの香りが特徴です。
例…フランキンセンス/ベンゾイン/ミルラ

こんな時にはこの香り!

それではここからは香りの効果について知っていきましょう。香りの効果を知ることで勉強や仕事、ここぞというときに自分を高めることができるようになります。またリラックスするためにも香りは大きな効果を与えてくれますので自分の得たい効果によって香りを選んでみましょう。

イライラやストレスを鎮めるのに効果的

そんな時にはイランイラン、ローズ、ラベンダー、レモン、ベルガモット、カモミールがおススメです。ローズやラベンダー、レモンなどは紅茶のフレーバーとしても手軽に取り入れることができます。

ぐっすり安眠したいときに効果的

深い眠りにつきたいときにはラベンダー、オレンジ、ベルガモット、ネロリなどの優しい香りがおススメです。就寝前のハンドクリームやボディクリームなどで取り入れてみるといいでしょう。

不安な気持ちを和らげたいときに効果的

突然不安になったりソワソワしてしまったときにはゼラニウム、ネロリ、ティーツリー、マンダリンなどの香りを取り入れてみましょう。深く深呼吸して香りを体内に取り込むことでリラックスできます。

元気を出したいときや気分を高めたいときに効果的

お出掛けや旅行、デートなど思い切り元気に過ごしたいときに気分を高めてくれるのはタイム、ジャスミン、グレープフルーツの香りです。お出掛け前にコロンや香水などで軽く振りまくのがおススメです。

リフレッシュしたいときに効果的

気分を入れ替えてリフレッシュしたいときにはペパーミント、レモン、グレープフルーツなどのさわやかな香りで気分をスッキリさせましょう。芳香剤などで自分の居場所に香りを添えてみましょう。

集中力や記憶力を高めたいときに効果的

大事な仕事でのワンシーンやスポーツの試合など集中力や記憶力を高めたいときにはローズマリー、ユーカリ、レモン、オレンジ、グレープフルーツの香りがおススメです。着用する服やユニフォームなどの洗剤や柔軟剤の香りに取り入れてみることで自然と香りを感じることができます。

香りを身に着けるための様々な方法

香りの取り入れ方には様々な方法があります。シーンやご自身にあった取り入れ方を見つけてみましょう。

香水やコロン

体や衣服に吹きかけ、つける場所や量を変えて香りを楽しめます。ファッションの一部ともいえますがつけすぎるとかえって周りに不快感を与えてしまうかもしれませんので香りの強さに合わせて量を考えてつけましょう。

ボディクリームやハンドクリーム

女性には必需品といっても過言ではない肌を保湿するためのクリーム。乾燥が気になるときや、お風呂上りや就寝前に自分の好きな香りや気分に合わせた香りのクリームを使うとスキンケアしながらリラックスできて一石二鳥ですね。

シャンプーやボディーソープ

最近のシャンプーやボディーソープは成分や香りなどの種類も多く自身の髪に合うものを選ぶことができます。毎日使うものなので好きな香りや気分に合ったものを使いたいですね。

入浴剤

湯船にゆっくり浸かることで体を温めながら香りでリラックスすることができます。安眠効果のある香りを取り入れることでお風呂上りも体はぽかぽかに、ゆっくりと深い眠りにつくことができます。

アロマディフューザーやアロマキャンドル

香りを楽しむだけではなく色や音を楽しむことができるアロマディフューザーや炎の揺らめきや暖かみを肌で感じることのできるアロマキャンドルなどもリラックスするのにおススメです。

芳香剤

「スプレータイプ」と「置き型タイプ」など豊富な種類があり、とにかく手軽でコスト。香りの種類も多く、お部屋用・トイレ用・車用などシーン別に様々発売されているので、自分に合った香りをお部屋ごとに取り入れてみるのもおすすめです。

おわりに

香りには心配や不安、緊張した気持ちをほぐし幸福感をもたらす効果があるとされています。香りを嗅ぐだけで気持ちが落ち着いたり、やる気が出てきたりと驚くほど気分転換できます。今回ご紹介したもの以外にもたくさんの香りがこの世に存在します。ご自分の気持ちや好みに合う香りを見つけて生活に取り入れてみることでまた違った自分に出会えるかもしれませんね。ぜひ「香りのある暮らし」を楽しんでみてください!

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