みなさん、カブのおいしい季節は年に2回あるのをご存じですか?カブにはおいしい季節が10月~12月と3月~5月の2回あります。
寒い季節にクリームシチュウや煮込み料理で活躍していたカブですが、春先にまた店頭に並んでいるのをみかけますね。春のカブを今度は生でおいしく食べて春野菜を楽しむ方法をご紹介します。

カブとは?

中央アジアか地中海辺りが原産地と言われているカブですが、日本にやってきてから各地に広まり、さらに気候や土壌に合うように各地の特産として根ずいていきました。
またカブには、実が白いものと米子カブの様に実が赤いものもあります。日本のカブは東洋型と西洋型があり関ケ原を境に東洋型は西日本、西洋型は東日本に分布してます。
東洋型はゴツイカブが多いようで、西洋カブはツルツルとした表面のものが多いようです。今回使うのは関東に多い金町系小カブ(白)を使います。
カブの実と葉どちらが栄養価高い?
カブの実の部分の大半は水分です。サラダにしてみずみずしく感じるのはそのせいですね。でも水分だけではなく、ビタミンC・カリウムも含まれています。
またジアスターゼと言う消化酵素も含まれているので脂っこい料理と一緒に食べると胃もたれ、胸やけを防ぐことができます。
実は葉の方が栄養価が高いのです。カロテン・ビタミンB1・B2・C・カルシウムが含まれています。実だけ使って葉を捨ててしまうのはもったいないですね。カブの葉もしっかり食べましょう。

カブのサラダを作ってみよう

カブの実と葉1個で2人分ができる生のサラダをご紹介します。
材料:カブ(葉つき)1個
ホタテ缶 1個
白だし 少々
1.カブの実は皮を剥いて半分にカットしてスライサーで薄切りにします。(スライサーで切れない残り部分は包丁でカット・少し厚めでも大丈夫)軽く塩をふってしばらく置き、水分がでれば切って軽く塩を洗いおとします。
2.葉の部分が3㎝ほどにカットしオリーブオイルで軽く炒めます。(シャキシャキ感が残るくらいでOK)
3.カブと葉をボールに入れ、ホタテ缶を汁ごといれる。白だしを少々いれ混ぜ合わせる。
ホタテ缶の代りにカニかまを使い、ゆずぽんずをかけてもおいしいですよ。

さっと短時間で作れて、歯ごたえもある便利な一品です。
カブのパスタは歯ざわりも楽しもう
こちらも葉つきのカブ1個でできる簡単パスタです。
カブのパスタ2人分
材料:カブ(葉つき)1個
イカ 200グラム
永谷園お吸い物 2個
パスタ 200グラム
ニンニク 1カケ
小ネギ 適量(しその葉でもOK)
塩胡椒胡(あれば黒胡椒も)


1.カブの実は皮を剥き半分にカットしてスライサーでスライスします。
2.カブの葉は3㎝くらいにカットします。
3.イカは一口大にカットします。
4.フライパンにオリーブオイルを入れ細かく切ったニンニクを炒めイカを炒めます。塩胡椒をしてイカに火が通ったら、カブの葉を入れます。
5.カブの葉に軽く火が通ったら、茹でたパスタを入れます。かるく混ぜ合わせながらパスタのゆで汁を大さじ2~3杯入れ、お吸い物の素(顆粒)を入れて手早く混ぜます。
6.最後に火を止める直前にかぶの実を入れて軽く黒胡椒をかけます。
7.仕上げに、小ネギまたは細かく刻んだしそを散らします。

彩りを考えて赤いカブや海老などに代えると目にも楽しいパスタになります。
まとめ
今回は春のカブを使って生で食べる料理をご紹介しましたが、肌寒い日にはまだまだカブの入ったポトフもお腹に優しく身体を温めるのでいいですよね。

また、カブは他の根菜に比べてカロリーが少ないのもダイエット中の人に適した野菜です。

カブの葉 25kcal/100g カブの実 25kcal/100g とカロリーも少なめです。大根の葉25kcal/100g 根18kcal/100gと比べるとあまり違いがありませんが、ニンジンは 30kcal/100g 、 さと芋 58kcal/100g 、 長芋 65kcal/100g ジャガイモ 76kcal/100g 、 サツマイモ132kcal/100g と比べるとかなり差がありますね。
個人的には長芋のカロリーが比較的大きかったのは意外で自然薯にいたっては 121kcal/100g とカロリーがサツマイモ並みなのには驚きでした。
ダイエット中の方はカロリーにも気をつけて野菜を選んでくださいね。
