秋の夜長の楽しみ方といえば、やっぱり読書が定番ですよね。なかでもミステリー小説は、謎を解く楽しさからページをめくる手が止まらなくなるという方も多いでしょう。
そこで今回は、どんどん読み進めたくなる定番ミステリーを11冊ご紹介。初心者向けのものもご紹介するので、ぜひ秋のおうち時間に楽しんでくださいね。
短時間でサクッと読める!初心者おすすめミステリー2選

出典:楽天ブックス
『氷菓』 米澤穂信
普段あまり小説は読まないという方は、ページ数の少ない本や読みやすい本がおすすめです。
「氷菓」は、米澤穂信さんのデビュー作。省エネ主義の男子高校生の主人公がひょんなことから古典部に入部し、そこで出会った仲間たちとさまざまな謎を解いていくという学園ミステリーです。
ミステリー小説でありながら殺人事件が起こるわけではなく、解き明かすのは学校にまつわる謎なので気軽に読めます。ページ数が少ないので、普段あまり読書をしない方にもおすすめです。

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『ある閉ざされた雪の山荘で』 東野圭吾
1992年に発表された作品ながら、2024年に映画化され話題となった東野圭吾さんの作品です。
ペンション「四季」に呼び出されたのは、オーディションに合格した7人の劇団員の男女。大雪が降って電話も使えない人里離れた山荘にいるという設定で生活をし、今回の作品の台本を自分たちの手で作り上げて欲しいと指示を受けます。
そこで姿を消していく仲間たち。これは芝居なのか、それとも……。
先を知りたくなりさくさくと読み進められます。意外な結末に驚かされること間違いなしです。
逃げ場がない状況にハラハラ!おすすめの館・クローズドサークルミステリー3選

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『十角館の殺人』 綾辻行人
館ミステリー、クローズドサークルミステリーと呼ばれる作品では、閉ざされた館など逃げられない状況で次々と事件が起こります。
犯人が入り込む余地がないと考えられる状況のため、この中の誰かが犯人かもしれない、また誰かが殺されるかもしれない…といった緊迫感が味わえるのが魅力です。
日本のクローズドサークルミステリーの中で代表的な作品の一つが、「十角館の殺人」です。
大学のミステリ研究会の7人は、十角形の奇妙な館が立つ孤島を訪れます。
その館で過ごしていくうち、学生たちが次々に殺害されて……。
孤島での出来事のほか、本土にいる元ミステリ研究会のメンバーの話も並行して進んでいきます。
簡単には外部から人が出入りできない孤島で起こった連続殺人事件。犯人は学生たちの中にいるのか、はたまた無関係な人間なのか。
有名な「衝撃の一行」をぜひ堪能してください。

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『そして誰もいなくなった』 アガサ・クリスティー
アガサクリスティーが1939年に発表したミステリー。今の時代に読んでも楽しめる、館ミステリーの金字塔的な作品です。
お互いに面識のない男女10人が孤島に招待されたところから物語が始まります。しかし、招待主は一向に姿を見せません。そんななか、夕食が始まると、招待された客たちが過去に行った犯罪について語る謎の声が……。
そして童謡の歌詞になぞらえたかたちで、招待客たちは次々に殺害されていきます。
一体犯人は誰なのか。どんどん先を読み進めたくなること間違いなしです。

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『仮面山荘殺人事件』 東野圭吾
1990年に発表された東野圭吾さんの長編ミステリーです。
結婚式を目前に控えた主人公の男性とその婚約者。ある日、婚約者が運転中に崖から転落して死亡するという痛ましい事故が起こってしまいます。
事故から3ヶ月後、主人公は婚約者だった女性の父親から別荘に誘われます。別荘には女性の親族や友人など8人の男女が集まりました。
そこへなんと、逃亡中の銀行強盗が侵入して……。
脱出ができない状況のなか、一人が殺害されてしまいます。犯人は強盗なのか、それとも別の誰かなのか。
驚愕のエンディングに、きっと騙されるはずです。
一度は読んでおきたい!おすすめの定番ミステリー3選

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『告白』 湊かなえ
ミステリーの定番といわれる小説は、国内にも海外にもたくさんあります。今回はそのなかでも読みやすく筆者が予想を超えた結末だと感じたものを中心にご紹介します。
「告白」は、イヤミス(読後に嫌な気持ちになるミステリーのこと)の女王とも呼ばれている湊かなえさんのデビュー作。2010年に松たか子さん主演で映画化されたことでも話題になりました。
勤務している学校の敷地内で幼い娘を殺害された女性教師の衝撃的な告白で物語が始まります。
その後は犯人や犯人の家族などさまざまな視点から物語が進みますが、語り手によってものの見方がガラッと変わる点も見どころのひとつ。
物語はどんどん絶望的な方向へと進んでいき……。
予想の上を行くラストは必読です。

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『殺戮にいたる病』 我孫子武丸
サウンドノベルゲームとして有名な「かまいたちの夜」のシナリオを担当した我孫子武丸さんによる叙述トリックミステリー。
東京の繁華街で女性が次々と惨殺されるという事件が発生。犯人の目線で、犯行に至るときの気持ちやその生々しい犯行の様子が次々と語られていきます。さらに母親や刑事など複数の視点からも物語が進んでいき……。
犯行に関する描写や性的な描写がかなりグロテスクなので、「エログロ」とも呼ばれているこの作品。犯人ははじめから明らかになっていますが、最後まで読んでいくと……。きっと、もう一度初めから読み返したくなるでしょう。
かなりグロテスクな描写が多いので、苦手な方は注意してください。

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『アクロイド殺し』 アガサ・クリスティー
1926年に発表された作品ながら、今読んでも楽しめるミステリー。医師のシェパードの視点で物語は進みます。
ある日、村の名士であるアクロイド氏が殺害されます。警察の捜査でもなかなか真実が明らかにならないなか、たまたまその村に引っ越してきていた元探偵のポアロが事件の謎を解いていきます。
判明した犯人に驚かずにはいられないでしょう。
すきま時間に手軽に楽しみたい方へ!おすすめのミステリー短編集3選

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『#真相をお話しします』 結城真一郎
秋の夜長には読書以外にもたくさんやりたいことがあって忙しいという方は、少しずつ楽しめる短編集はいかがでしょうか。
「#真相をお話しします」は、2025年4月に菊池風磨さん、Mrs. GREEN APPLEの大森元貴さんのダブル主演で映画化された作品です。
マッチングアプリでのパパ活、リモート飲みや動画配信など、今どきな内容の5本の短編が収録されています。どの話もゾッとするどんでん返しが楽しめます。

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『満願』 米澤穂信
6つの話が収録された米澤穂信さんの短編集です。どの話もゾクッとするような恐ろしさとなんとも言えない嫌な読後感が。短編とは思えないほどの読み応えがある作品ばかりです。

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『探偵ガリレオ』 東野圭吾
テレビドラマでも有名なガリレオシリーズの1作目。常識を超えた謎を、大学助教授の湯川学(ガリレオ)が科学的に解決していきます。5つの短編が収録されていますが、どれも読み応えがあります。
ドラマや映画では湯川を福山雅治さんが演じていますが、実際には佐野史郎さんをイメージして書かれたのだとか。文庫版の解説は佐野史郎さんが担当しており、そちらも併せて楽しめます。
最後に
秋の夜長に読みたいミステリー小説を11作品ご紹介いたしました。今回ご紹介させていただいたのは定番といわれている作品ばかり。
面白いミステリー小説はほかにもたくさんあるので、お気に入りを発掘するのも楽しいですね。