新しい年が来て「今年こそ本をたくさん読む」という目標を立てたものの、なかなか読書を習慣にできないという方も多いかもしれませんね。読書には思考力を鍛える効果やリラックス効果などメリットがたくさん。知識習得や語彙力をアップさせるためにもぜひ習慣にしたいですよね。そこで今回は、読書のメリットや習慣づけるための工夫についてお話していきます。
本を読むとどんないいことがあるの?読書のメリットをご紹介
本を読むのはいいことだというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、なんとなく良さそうといった漠然としたイメージしか持っていないと、なかなか続けられないものです。読書を習慣にしたいなら、まずは読書のメリットをしっかり知っておくのがおすすめですよ。
文部科学省のホームページによれば、読書には
・知識を与える
・想像力、思考力を鍛える
・判断力や創造性を培う
といった効果やメリットがあるとされています。
ビジネス書を読めば、先人からビジネスのノウハウを学ぶことができます。また、小説を読めばさまざまな疑似体験ができ、共感力も鍛えることができるでしょう。
本を読むことで悩み解決のヒントを得たり、コミュニケーション能力を養ったりすることができますよ。
さらに、読書にはストレス解消効果も期待できます。コーヒーを飲んだり、音楽を聴いたりといったリラックス方法に比べて、読書のほうがストレス解消効果が高いという研究結果もあるんですよ。
認知機能を高めるとも言われているので、認知症予防にもなりそうですね。
そのほか
・語彙力が増える
・話の引き出しが増える
といった効果も待できますから、おうち時間に積極的に読書を楽しみましょう。
忙しくて読む時間がない方へ!読書を習慣にするための工夫をご紹介
活字が苦手なわけではないけれど、忙しくて読む時間がない、ついスマホのほうに手が伸びてしまって読書ができないという方もいるかもしれませんね。
無理なく読書習慣をつけるための工夫をご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
・手の届く場所にスマホではなく本を置くようにする
スマホが目に入る場所に置いてあると、ついSNSをチェックしてしまったり、スマホゲームに夢中になってしまったりして時間を無駄に過ごしてしまいますよね。
スマホはなるべく手の届かない場所に置いておき、代わりにすぐ手に取れる場所に本を置くようにしましょう。
・本を読む時間を決めてしまう
忙しくて本を読む時間がなかなか作れないという方も多いのではないでしょうか。
そのような場合は、あらかじめ本を読む時間を確保するようにしましょう。
この時間は絶対に本を読むと決めて手帳に書いたりスマホのアラームをセットしたりしておけば、自然と読書をする習慣がつくでしょう。
・無理して興味のない本を読まないように注意
話題になっているから、ベストセラーだから、勉強になりそうだからといった理由で、あまり興味が持てない内容の本を選んでいませんか。
読書習慣をつけたいなら、自分が興味を持てる内容の本を選ぶのがポイント。
無理をせず、自分が本当に読みたい本を選ぶことから始めましょう。
・アプリやノートなどに記録を残す
本を読んだら、読書ノートやアプリなどに記録を残しておきましょう。どれだけ読んだか成果が見えることで、読書に対するモチベーションがアップしますよ。
もともと本を読むのが苦手な方にはアンソロジーや短編集がおすすめ
読書を習慣にしたいけれど、そもそも活字を読むのが苦手だという方もいるのではないでしょうか。
読み始めたはいいけれど、すぐに眠くなってなかなか進まないことってありますよね。
長い小説を読み進めるのが苦手という方におすすめなのが、アンソロジーです。
アンソロジーとは詞華集などと訳される、さまざまな作家の短い作品が詰まった作品集のことです。同じテーマの作品が1冊に集まっていることが多いでしょう。
1つ1つの作品が短いので活字が苦手だという方にも読みやすく、仕事や家事の合間に1作品ずつ読むといった楽しみ方も。
1日1作品ずつ読むとルールを決めておけば、読書を習慣化できそうですね。
まだお気に入りの作家がいないという方も、アンソロジーでさまざまな作家の作品に触れればお気に入りが見つかるかもしれませんよ。
また、同じ作家の短い作品が詰まった短編集なども、普段読書習慣がない方でも読みやすいのではないでしょうか。
最後に
今年こそはたくさん本を読みたいと思っているけれど、なかなかうまくいかないというケースは多いものです。読書のメリットを知り、習慣化する方法を知ることで、読書を続けやすくなります。仕事や家事のすきま時間を見つけて、ぜひ読書を楽しんでくださいね。