近年はスマホアプリで管理できるデジタルの手帳が人気ですが、手書きで思い立った時にさっと書けるアナログの手帳も根強い人気があります。しかし、自分に合った手帳を選ぶのは難しいと感じている方も多いでしょう。そこで今回は、手帳の種類から選び方まで徹底解説します!
毎年買い替える?リフィルを買う?まずはアナログ手帳の種類をチェック

アナログ手帳には、大きく分けると
・綴じ手帳(1年タイプの手帳)
・システム手帳
があります。
綴じ手帳は、手帳に約1年間の日付が入っており毎年買い替える必要があります。
一方でシステム手帳は手帳カバーとリフィルから構成されていて、リフィルのみを毎年買い足して、前年のものと入れ替えて使用します。
それぞれのメリット・デメリットをみてみましょう。
<綴じ手帳>
メリット
・リングがないタイプが多く書きやすい
・持ち運びの時にかさばりにくい
デメリット
・毎年買い替える必要がある
<システム手帳>
メリット
・2年目以降はリフィルを買い足すだけでいいので経済的
・リフィルの種類が豊富にあるため必要に応じてカスタマイズが可能
・必要に応じてメモページを増やせる
デメリット
・リングがあり書きにくいため場合によってはリフィルを外して書く必要がある
・綴じ手帳に比べるとかさばりやすい
・リング径が小さい場合は頻繁にリフィルの入れ替えが必要
メリット・デメリットを知って、自分に合いそうな種類を選んでくださいね。
持ち歩く派?家で使う派?手帳の大きさにも注目しよう

手帳を持ち歩く場合、あまり大きいと使いにくいと感じるかもしれません。
持ち歩くか、家で書くかを考え、サイズにも注目して選んでくださいね。
メーカーによって違いがあるものの、綴じ手帳は以下のようなサイズが多くなっています。
・ポケットサイズ
・縦長
・A6
・B6
・A5
・B5
極力荷物を減らしたい方はポケットサイズや縦長、A6 がおすすめ。
たっぷり書きたいならB6・A5・B5がおすすめです。

また、一般的なシステム手帳のサイズには
・ミニ6穴
・バイブルサイズ
があります。
荷物を減らしたいならミニ6穴、ビジネスで使用する場合やたっぷり書きたい場合はバイブルサイズがよいでしょう。
たくさん書く派?時間で予定を管理したい派?自分に合った手帳のタイプを知ろう

手帳の種類が決まったら、中身のタイプ(フォーマット)を選びましょう。
手帳にはマンスリーのみのタイプ、マンスリー+ウイークリーのタイプ、マンスリー+1日1ページのタイプなどがあります。
手帳のタイプとそれぞれおすすめの人をみていきましょう。

<マンスリーのみのタイプ>
1ヶ月の予定を見開きで書き込めるタイプが一般的。ウイークリーページがない分手帳が薄く、持ち運びやすいのが特徴です。
・ブロックタイプ
マンスリーの主流のフォーマット(上の画像)。予定が一目で見やすく書き込みやすい

・ホリゾンタルタイプ
1日の記入欄が横長で日付が縦に進んでいくフォーマット
・ガントチャートタイプ
1日の欄がマス目状になっているフォーマット。行った作業のチェックや作業工程表としても使いやすい
マンスリーのみのタイプがおすすめの人は…
・予定だけを書き込みたい
・薄くて持ち運びやすいものが欲しい
・一目で1ヶ月の予定が分かるようにしたい

<マンスリー+ウィークリータイプ>
マンスリー+ウイークリータイプのマンスリーページは、ブロックタイプが主流です。
ウイークリーページにはさまざまなフォーマットがあるので、自分のライフスタイルや使い方に合ったものを選んでください。

・レフトタイプ
左側に週間の予定を書き込めるフォーマット。右側はメモ欄になっている
レフトタイプがおすすめの人は…
・ざっくりと予定を書きたい
・ちょっとした日記を書きたい
・メモ欄が多いものがいい

・ホリゾンタルの見開き1週間・見開き2週間タイプ
メモ欄はなく見開き1週間、または2週間の予定が見渡せるフォーマット
ホリゾンタルの見開き1週間・見開き2週間タイプがおすすめの人は…
・予定管理はしたいけれど細かい時間の管理までは不要
・1週間・2週間の予定を一目で見渡したい
・その日にあったことを簡単にメモしたい
・なるべくかさばらない手帳を使いたい

出典:楽天市場
・ブロックタイプ
1日のスペースがブロック状で、通常は見開き1週間になっている
ブロックタイプがおすすめの人は…
・1日のスペースが広めのものがいい
・ちょっとした日記やイラストを描きたい・デコレーションしたい
・TODOも書きたい

・バーチカルタイプ
1日のスペースが縦長になっており、時間軸があるフォーマット
バーチカルタイプがおすすめの人は…
・時間ごとに細かく予定を書きたい
・ライフログも付けたい
・TODOも書きたい

<マンスリー+1日1ページタイプ>
マンスリー+1日1ページタイプのマンスリーページは、ブロックタイプが主流。
1日1ページたっぷり使用できるフォーマットになっており、自由度が高いのが魅力です。
マンスリー+1日1ページタイプがおすすめの人は…
・予定の管理よりもどちらかといえば日記として使いたい
・とにかくたくさん書き込みたい
・アイディアを書き留めておきたい
・チケットやレシートなどを貼っておきたい
・イラストを描きたい・デコレーションしたい
ライフスタイルやどのような使い方をしたいかを考えて、ぴったりの手帳を選んでくださいね。
意外に重要!手帳を選ぶときにチェックしたいポイントは?

手帳の種類、中身のフォーマットのタイプについてお話ししましたが、それ以外に、手帳を選ぶときに注目したいのは以下のようなポイントです。
・巻末のメモの多さ
・紙の種類
・始まりの曜日(月曜始まりと日曜始まりがある)
・バーチカルの場合は時間軸をチェック(24時間の時間軸か、24時間ではない場合は何時から何時までの時間軸か)
・手帳カバーが一体になっている場合はカバーの色・デザイン・ペン差しが付いているか
・システム手帳の場合はカバーの色や素材・ペン差しや収納スペースの有無・リング径
ぜひ、細かい点までチェックしてお気に入りを選んでくださいね。
手帳好きさんが毎年やっている「手帳会議」をやってみよう

手帳購入の時期になると、InstagramやXには「#手帳会議」というハッシュタグが増えてきます。
手帳好きの人たちが毎年行う「手帳会議」とは一体どのような会議なのでしょうか。
手帳会議とは、手帳の使い方を振り返り、今後どのように使っていくかを考えること。
会議といっても、基本的には1人で紙に書き出す形で行います。
手帳会議のやり方は人それぞれですが、基本的な方法は以下のような感じです。
・まずは今使っている手帳、使い方を振り返る
・問題点、改善方法を考える(よい内容はそのまま引き継ぐ)
・来年の手帳に何を書くか決める
・来年どの手帳を使うか決める
・手帳を何種類使うか決める
・それぞれの手帳を書く筆記用具をどうするか決める
・ペンの色はどうするか、どんな予定を何色で書くかなどのルールを決める
今の手帳の問題点をあぶり出して来年の手帳の使い方を考えることで、自分に合った手帳やよりよい手帳の使い方が分かりやすくなります。
手帳選びの際に、ぜひ手帳会議をやってみてはいかがでしょうか。
最後に
手帳は、毎日を一緒に過ごす相棒です。デジタル手帳もいいけれど、お守りのように毎日持ち歩けるアナログ手帳もやはり魅力ですよね。自分に合った手帳を選んで、来年も充実した毎日を過ごしてください。